お気に入りのオペラ「トスカ」その1
カヴァラドッシはサンタンドレア・デッラ・ヴァッレ教会に
たのまれた聖母像をえがきながら、恋人トスカを思う。
情熱的な黒髪の彼女は、彼が金髪の女性を絵にえがくだけでも嫉妬するのだ。
教会に逃げこんできた親友アンジェロッティはローマ共和国の元総督。
旧勢力が盛り返したいまは投獄されていたが脱獄し、
偶然再会したカヴァラドッシに助けを求める。
脱獄犯を追って教会へきたスカルピアは、
画家があやしいと思い、訪れたトスカには彼がほかの女性と逢引きしていたと思わせる。
嫉妬したトスカが恋人を探しにゆくそのあとをつければ、
カヴァラドッシも脱獄囚も捕らえることができると彼は考えたのだ。
スカルピアはたくみにトスカの嫉妬心をあおるスカルピアの思惑は的中したが、
アンジェロッティが見つからない。
スカルピアは、ナポレオン敗北の知らせにわく宮廷に
招かれて歌っていたトスカを自室に呼び、
捕らわれのカヴァラドッシを彼女の目の前で拷問にかける。
苦しむ恋人の姿に耐えきれず、
トスカはついにアンジェロッティのかくれ場所をいう。