お気に入りのオペラ「蝶々夫人」その1
ご維新ですべては一変、士族の父は切腹し、
しかたなく抽云者に出たチョウチョウさんは、
ゴローの紹介で一五歳で海軍士官ピンカートンと結婚する。
じつは彼のほうは最初から現地妻のつもり、
ほんとうに結婚したい相手は同じ国の女性、と悪びれもせずいうので、
領事シャープレスはあきれる。
母や叔母、いとこも出席した結婚式ははなやかだけれども、
夫のためひそかにキリスト教に改宗した彼女は僧侶の叔父の怒りをかってしまった。
でも夫はやさしく彼女をかばい、二人は愛に酔う。
ピンカートンが帰国して三年の月日が流れた。
チョウチョウさんは夫を信じてひたすら待つ日々。
かわいい男の子も生まれている。
ゴローの仲介でヤマドリ公爵がぜひお妾にといってくるが、
彼女はかたくなに断りつづけている。