お気に入りのオペラ「蝶々夫人」その2
ピンカートンが近日中に日本にくることを知らせにきたシャープレスは、
彼がすでにアメリカで結婚したことを知っているのだが、
あまりにチョウチョウさんが純真なのでいいだせない。
アメリカの軍艦が入港してくるのが見え、
チョウチョウさんはスズキと二人で夫を迎える準備にいそしむ。
一晩待っても現れなかったピンカートンが、
朝になってからシャープレスといっしょにやってきた。
彼の結婚を知ったスズキが、
チョウチョウさんがどんなに待ちこがれていたかをかきくどくので、
ピンカートンは自分の不実を恥じて帰ってしまう。
息子を寝かしつけて戻ってきたチョウチョウさんは、
スズキの嘆きや、庭にいる見知らぬ外国婦人の様子から夫の裏切りを知るが、
シャープレスのすすめにしたがって息子をアメリカへやることに。
仏間で父の形見の短剣の「恥に生きるより名誉に死ぬ」の銘を読むと、
息子に目かくしをして、作法どおり自害しはてるのだった。
かなたからピンカートンが呼ぶ声が聞こえるが、
すでにときは遅く……。