引越してきてから
この家に引越してきてから、去年家の改装をするまでのあいだずっとベッドで寝ていました。
家の改装をしたときに小さい日本間をつくってそこを寝室にしたんです。
それでついにベッドは人に譲って、タタミに寝るようになった。
ほんと言って友人はベッドがいやだったんですが、それを長いことベッドで寝ていたというのにはわけがあるんです。
友人は東京でもやや山の手寄りで育ちましたが、彼女は下町で育ってきた。
この下町で育った人っていうのは、応接間とかベッドとか絨毯といったものに憧れを抱いているんだね。
彼女にも少女時代から、結婚したら主人と一緒にダブルベッドで寝て、絨毯の敷いてある応接間があるような家に住みたいという憧れがあったわけです。